本日は座ってみると聞こえるものです。

ということで本日も午前中は引き続き椅子の検証を。

実際に座って検証していたのですが、その時に思い出したことは以前勤務していた会社でのこと。

会社の事務所の上にはショールームがあり、そこで作業をしていたのですが、その時に椅子に座っている会長の姿を見かけました。

無言でほとんど微動だにせず、いつまでも座っていらっしゃって、


何を考えているのかな(-o-)?


などと不思議に思ったものですが、椅子って実際に座ってみると色々と声が聞こえてくるものです。

頭の中で色々なことが駆け巡り、


ここの部分は当りが出るからこうしたいなぁ(-o-)…


とか、


ここは加工上どうすれば正確なジョイントができるじゃ(-o-;)?


とか、



そういえば、ダンゴムシって何を食べて生きてんだろう(-o-)?


など…


時々横道にそれながらも色々と考えるものです。


やっぱり椅子は原寸で検証しては手直し、検証しては手直し… の繰り返しなんでしょうね。

でっ、後半は図面の手直しをしては検証、手直しをしては検証、手直しをしては検証、でしたな(-o-)。

まだまだ先は長いッス(-_-;)…



ちなみにその後も時々会長のそういう姿を見かけることがあったのですが、大抵その次の週には「あぁしたい、こうしたい」などと設計部にオーダーが入りスタッフは右往左往していたものですな(-o-)。

(まだ私が設計に席を置いていないころの話でした)。

DSCN1396.jpg


本日はここまで

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本日は掛け心地の検証でした

ということで停滞していたもう一点の椅子の検証を。

張り込み作業を終え、掛け心地を確認(あっ、一応言っておきますが、あくまでも座り心地の検証なのでデザインはこれではないですよ。念のために…)。
DSCN1381.jpg


実際に座った時の座面の高さや肘の高さ、背板や笠木(背もたれの一番上の部材)、台輪(椅子の座枠)の当り具合、立つ時の肘にかける力の感じなどいくつかの点をみました。

一応人間工学に基づいた寸法で座面や肘、腰の当りなど設計したのですが、やはりしっくりきませんな(-o-;)。

結局実際に座らないとなかなか良い寸法や角度って出ないようです。

こういう寸法上の検証の他、デザイン、ディテール、強度、生産性、コストなど様々な視点から見なくてはいけないのが椅子。

何回も試作を行い、ようやく納得のいく椅子が完成するというわけです。

以前勤務していたメーカーでは椅子の経験値が高かったのですがそれでも最低一年は開発に時間をかけ、発売後も改良を重ねておりました。

なかなか奥が深いものです。


椅子は。




って、箱物だって、テーブルだって、小物だって、木じゃなくたって「もの作り」は奥が深いんですよね(-o-)…

本日はここまで

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