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本日は“友人は選ぶべきである” - 2012.04.04 Wed

ということでっ、今回の記事は少し視点を変え、第三者的なお伝え方をしたいと思います。

なのでっ、言葉尻りの文言もちと違いますことをご了承下さい、ハイ。


コレは、

ある男の24時間におよぶ

記録となる。

ある男の名を「T」としよう。

彼はいにしえには“くりえいてぃぶらいふすとあ”なるもの、

現在(と書いて“いま”と呼ぶ…)は“ひんと・まーけっと”なるものを

運営する会社に勤務し、

同期の中ではいち早く役職についた出世頭。

それだけに洞察力、発想力に優れたかなりのキレ者である。

しかし…

一点短所を挙げれば…

それは一人の友人に恵まれなかったことだろうか。




Tは毎年少なくても一回はスキーに行くことを習慣づけていた。

今年は忙しくなかなか時間が作れなかったが、年度末になり、ようやくスキーにいく時間がとれた。

それに合わせ周りの友人に声がけを行ったが、あいにくとみんなと都合が合わなかった。

そこでっ、彼が取った選択、



彼はかつては自分の同期で、現在はとある長野県、東信地区に在住の木工家のブログを時々見ていたのだが、

その男が現在家族が里帰りをしていて一人暮らしをしていることを突き止め、

その男の近辺にはスキー場があることから…

その男の家にお邪魔することにした。

そして…

それがキレ者らしからぬ彼の大きな間違いであった。

ちなみにその、長野県、東信地区に在住のトホホ木工家の名を「友人I」としよう(べつに「O」でも良いのだが…)。

Tは早速友人Iに連絡を入れて


久々に滑りにいかないか


と誘ってみた。

しかし、あいにくと友人Iは以前怪我した手の関係で


スポーツなどあまり過激なことができない


と、のたまったのである。


仕事であれば、まだいいのだがっ、レジャーで怪我するわけにはいかない


と、大した働きもしないくせに一人前のことを言ったのである。

しかし寛容なTはそのことを了承し、出発時間によっては雨、露が凌げる様な場所だけでも提供して欲しい旨をお願いした。


結局、その日の夜に出発した彼は一路友人Iの元を向かった。

遠路はるばる片道2時間以上をかけ、ようやく到着した友人I宅。


いやぁー、疲れた、疲れた…


と無事に到着したことに安堵しながら呼び鈴を鳴らす












がっ、出ない…

何度か鳴らしてみる












がっ、出ない…

春先とはいえ、天候が崩れ、寒さが戻った長野県東信地区の軽井沢町、寒さはハンパないものである。

その寒空の中、

車を2時間以上飛ばして辿り着いた、

友人宅の玄関先で、

門前払いをくらっていたのである。


そして、その友人Iは、その頃なにをしていたかというと、


連絡のあったTの出発時間から逆算すると少し仮眠がとれるな



と、判断し眠りこけていたのである。

友人IはTの何度かならした呼び鈴で目を覚まし、

慌てて玄関に向かい、扉をあけてみた。

そこには寒さに打ち震えるTの姿があった。

しかし、Tはそれでも寛容な気持ちでにこやかな笑顔とともに待っていてくれたのである。

家に上がり、一段落すると早速酒盛りが始まった。

友人Iが仕込んだモツの煮込みを気に入ったTは大層それを食し、気に入った様子であった。

しかし、翌日に滑る予定のない友人Iは無責任にもTに酒を注ぎ、二人ともかなり遅い時間まで飲む始末となった。

日が開ける時間までとはいかないがそれなりの時間まで飲み、就寝。

Tは案内されたゲストルームという名の本当は友人Iの寝室を案内された
(ちなみに友人Iはカミさんの寝室で寝たそうである)。

コレがまた悪かった。

実はこの友人I宅にはネコが二匹いた。

この二匹のネコたちは朝方になると今は一人しか居住していない友人Iのところに行き


メシをくれ~


と腕をかんだり、ネコパンチをして催促をするのである

そして、その対象の違いをどうやらあまり気にしないタチであった。


この日もTを友人Iと勘違いした二匹のネコたちは、

容赦のない攻撃を加え、

Tをたたき起こした。



長旅の疲れ、

酒も入り、

熟睡していたTにとったはかなりキツイ目覚めとなった。

ちなみに隣室で寝ていた友人Iは


その騒ぎを知らぬまま爆睡


していたという…

不幸にもTは起こされてからはなかなかね眠りにつけず、そのまま起きていたという。

ここで、早々に友人Iをそのまま放置してスキー場へと出発をするべきだったのだが、

人の良いTはそれがなかなか実行できず、結局日も昇り、明るくなった頃に何も知らずに起きてきた友人Iを待っていた。

何も知らない友人Iはある意味幸せだろう。

何しろTは友人Iの人柱となり、その事実も知らぬまま起きてきたのだから。

朝食を取り、


さてそろそろ…


と出発をしようとしたTであったが、

しかし、実はその日の天候は…





気温がかなり低く、冷たい雨である。

スキー場での雨は最悪である。

ウェアに雨が染み込み、体が冷えることは間違いないからである。

雪であればどれだけ快適か。


気をきかせたのか、余計なお世話か

友人Iはネットで近隣のスキー場の天気を調べてみると



どこも、雨だね


と、がっくりとくる情報だけしか伝えない。

ちなみにTが前日に調べた天候によると当初は


快晴


だったらしい…


雨のスキーほどツラいものはない

いやっ、

しかし年に一度はスキー場に行く自分としてはぜひとも今日は滑りたい、

春先という季節と、今の仕事の忙しさを考えると、

今しかない

いやっ、しかし…


と悩んでいるTをよそに友人Iはお茶を入れ始め、


今日乗ってきた車だけど…


と、のん気に車の話をし始めた。

よせばいいのにTはその話に付き合い始め、

気がつけばお昼。


さすがにこの時間にもなるスキー場に行くべきかかなり迷い始めるのだが、

これまた友人Iは


いやっ、雨の降りが激しくなり始めたぞ…

こんな天候で滑るのはかなりキツイんじゃない?



と脚を引っ張るような発言しかしない。

この友人Iは最初から自分が滑りに行かないこともありかなり無責任であった。

そして












結局Tは滑るのをあきらめた。


分かった、滑りにいくのはあきらめよう。

しかし、せめてメシぐらいはどこかおいしいところに食べに行こう。

せっかく、長野まで来たのだから


しかし、これまた不幸が重なるものである。

この友人I、


まずいラーメン屋にしか興味がない


のである。


おいしいところか…

ほぼ知らないな

まずい所も“あの店”ほどではないから案内するには忍びない…


と友人Iは使い物にならない。

「ぐるなび」なるもので調べてみるが今ひとつパッとしない。

しかも世間話をしながらだからそんなこんなであっという間に1時間とか経過してしまう。

ついにはT


この際だから、コンビニでもスーパーの惣菜でもいいから何か食べさせてくれ


と懇願し始めた。

しかし事態のわからない友人Iは


いやぁー

今日は休日だからスーパー混んでいるんだよね



などと訳の分からないことを言い始める。

鈍感にもほどがある、というかこの考え方がもはや犯罪であろう。

しかしさすがに自分も腹が減ったのであろう。

友人Iは、


いやっ、じゃー、ちょっと昼食を用意するよ


と出されたのは


モツ煮


昨日さんざん出された酒の肴がまたご登場。


せっかくだからと、二人で見たのが現在関東圏で深夜放映中の「水曜どうでしょう」。

信越地区では一足先に放送を終えていたので先行して見れるのである。


分かった、今日の午後は「水曜どうでしょう」を見よう


帰りの運転があるのでノンアルとなるがビールとカクテルを飲み始めるT。


ようやく休みを捻出し、

年に一度の楽しみであったスキーを満喫するために、

はるばる長野まで車を走らせた結果、

滑ることもできず、

満足な昼ごはんも出されず、

コタツに入り40過ぎたオヤジ2人が

「水曜どうでしょう」の録画を見る午後のひと時


この段階でTのトホホ度数はかなり高いものである。


数時間の後、雨がやみ、霧が出始めた午後。

T、実はカメラが趣味。

なので、せめてこの霧のなんとも妖艶な雰囲気を押えたいと撮影を敢行。

友人Iの案内で向かったのはS滝地区。

普段から人気少ないここ一帯は撮影するにはなかなか良いところで、特に一番奥にある高所から落下する滝は見ものの一つ。

足を踏み入れると、確かにただならぬ雰囲気。

霧と合間ってさらにカメラ魂に火がつく。

撮影を行いながら奥へ奥へと足をすすめていく。

がっ、












「立ち入り禁止」


見ればその先の道が崩れてこれ以上の進軍は不可能な様子。

ここまで来てこの仕打ち。

それでもTはめげない(ホントは定かでない)

ファインダーを覗きながら必死の撮影。

その後場所を移し、引き続き撮影を行うその背後に、


青空…


が広がり始める。

そう、午後から、それも夕方から天候は回復し、夕日も雲に映え、それは見事な情景となった。

そんな情景ではなく、もっと早くからの快晴を臨んでいたTにとってはどれだけの思いがあったのだろうか。


友人I宅に戻り、一休みを行うが、この時間、渋滞も考えられる。

なのでっ、少し出発時間をズラすことにしたT。

友人Iにとってはここぞとばかり飲み相手ができたのでまことに都合が良い。

しかし、だからと言って友人Iはそれでも買出しに行かない。

出不精にもほどがある。

それなにりに食材はあるのでそれなりの準備を行い、鍋のご登場。

しかし、その横にはやはり


モツ煮


バカの一つ覚えにのほどがある。

しかし、それでもTはそれらを食しながら、ノンアルビールを飲みながら食した。

問題は友人Iである。

この男は、もうこの後、寝るだけである。

なので遠慮なく“有アルビール”をガブ飲みである。

しかも気がつけばアルコールのせいかテンションが上がり、話に熱くなり始める。

これまた人のいいTはコレに付き合い、帰宅予定時間をかなりオーバー。

ようやく、友人Iから解放されたTは極めて遅い時間に出発。

次の日は早朝からのランニングに始まり、出勤しなくてはいけなかった。

途中インターで仮眠を数時間取り、帰宅したのは出勤当日の朝5時。

一時間ほど体を休め、その後見事にランニングを行い、出勤する。

ホント、サラリーマンの鏡みたいな男である。

ちなみに友人Iの方とはいうと、Tとの晩酌で酔ってしまい、玄関先での見送りは、


ほぼ記憶がなかった


という…

長野県東信地区在住の木工屋がトホホであることは厳然たる事実であるが

Tという男、この24時間は彼もかなりトホホ度数の高い人生を送ったのである。

しかし、よくよく考えればそのような24時間を過ごしてしまったのは他ならぬ友人Iに原因があると見てまず間違いはない。

そして、そこから導き出される教訓は


友人は選ぶべきである

ましてやトホホ木工屋などとは断じて付き合うべきではない




といったもう一つの厳然たる事実であろう。



(お知らせ)

東急ハンズ渋谷店7a

Hands Gallery Market

にて5月26日まで出品します。

お近くにお越しの際にはぜひともお立ち寄りください(-o"-;)/!


コレ最高ッス



本日はここまで
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おでみつ

Author:おでみつ
軽井沢にて木工制作業をしています。
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